子供の接骨院に、保護者の方が同伴した方が良い理由


接骨院にお子さんが通院される時に、保護者の方が同伴されないことがあります。

 

にいさと接骨院としては、保護者の方に同伴してもらった方が良いと考えています。

 

もちろん1~2回一緒に来れない時はあるにしても、できるかぎり一緒に来て欲しいです。

じつは接骨院側としては、施術中に親御さんが院内にいなくて困る場面も多いのです。

 

今日は、接骨院の通院に保護者の方が同伴して欲しい理由と、お願いのお話です。

接骨院側の説明を理解できない事がある

お子さん一人では、ケガの症状や管理方法の説明が理解できない事があります。

 

たとえば、接骨院からの症状説明や患部の管理に関する依頼というのはこんな感じです↓

↑こんな感じの話を、できるだけお子さん本人が分かるように説明するように心がけています。

 

患者さんが小学生ならば、小学生が分かるように。中学生なら中学生レベルで。

 

それでも内容的に、お子さんには難しくないですか?

 

高校生でも「この子の場合は親御さんについてきて欲しいな」という子もいたりします。

 

さすがに高校生は大丈夫じゃない?と思われるかもしれません。

 

ただ、それにはまた別の理由もあって、それは後述します。

また接骨院では、保険の取り扱い上むずかしい話が病院より多いです。

 

たとえば健康保険療養費について説明して、レセプト用紙にお子さん自身に署名してもらう必要があります。

 

これは一例ですが、保険関係の事は、お子さんには何が何だか分からないと思うのです。

 

あとになって受診者も接骨院もお互い困る事があるので、保護者の方にきちんと説明させて頂きたいと思っています。

スポーツのケガは管理の仕方がむずかしい

スポーツのケガでは、日常のケガとは管理の仕方が違います。

 

「競技に復帰するまでの計画」が必要なのです。

 

これをお子さんに理解してもらい、指導者の方に正しく伝えられるようにしなくてはいけません。

 

自分で指導者に伝えられない子もけっこういるので、保護者の方の協力が必要です。

それは例えばこんな内容です。

 

「○○の靭帯をケガしていて、〇日後くらいから軽めのランニングが出来ます。」

 

「ボールを使った練習のような完全復帰には〇日かかると言われました。」

お子さんは、上のようなことを指導者に明確に伝えられますか?

 

中学生でも上手に伝えられる子はいます。

 

その場合は本人にまかせれば良いでしょう。

 

なかには高校生でも顧問の先生とまともに話せない子はいます。

 

そんな時は、「こういう風に伝えればいいんだよ」というのをお子さんに教えてあげてください。

最近はスポーツ活動への取り組み方も様々です。

 

「ケガしたなら何週間でも休んで良いから、大丈夫になっってから練習に参加してね」

 

みたいなチームもあります。

 

しかし多くの場合は、はやく練習復帰したい/して欲しいはず。

 

スポーツを専門にしている接骨院というのは、そのへんの管理をしっかりしているのです。

 

保護者の方にも、その管理内容を理解してもらいたいのです。

子供にとってのサポーターであってほしい

ちなみに、指導者の立場にもなってみてください。

 

故障中の選手がいます。

 

やらせて良い事と、ダメなこと、その期間が明確でないと困ります。

 

「できるのに指導者がやらせてくれない」事態は避けたいので、治療計画が曖昧なら練習させざるをえません。

大人に言われたことを、別の大人に伝えるのは子供には大変です。

 

でも、成長するためにはそれが必要。

 

社会に出たら出来なくてはいけない事なのだから。

 

接骨院の通院の中で、そういう練習ができるといいと私は思うんです。

 

なので保護者の方は、自転車の練習みたいなものだと思って、お子さんに付き添って通院して欲しいのです。

会話の中でご家庭やチームの方針を見極めています

子供のケガの中では、スポーツのケガが圧倒的に多いです。

 

先ほどの話しのとおり、スポーツのケガは管理がむずかしいです。

完治までは練習を全くさせないのか、出来ることから少しずつさせるのか。

 

完治の前に大会当日が来てしまう場合は、出場回避させるのか出場させるのか?

接骨院では、親御さんがそのケガをどう考えるか等を、会話の中で見極めています。

 

それが治療方針を立てるうえで重要だからです。

 

なので接骨院としては親御さんの話しも聞くようにしています。

 

行き違いが起きないためのやり取りも、保護者の方に毎回同伴して欲しい理由なのです。

余談ですが、お子さんが所属するチームの事情も、質問によってさりげなく把握しています。

 

「何人のチームなの?」「今はレギュラー?」「同じポジションの控えの選手はいるの?」「指導者の方は話しやすい?」

 

さりげなく聞きますが、治療上重要な事です。

まとめ

たとえば、病院への通院で保護者が同伴しないという事はあまりないと思うんです。

 

それは、医師の話を子供が理解できない可能性があるからです。

なんとなく「接骨院ならいいか」と思われる親御さんもいらっしゃるのかもしれません。

 

ただ、接骨院としては、親御さんから結構な情報を得ようとしていますし、その治療上の役割を期待しています。

もちろん、そんなに時間やお手間は取らせません。

 

「うちの子は接骨院でどんな事を話しているのかな」くらいの気持ちで一緒に来て頂ければ十分です。

 

一人で医療機関を受診できるようになるまでの練習だと思って、どうか接骨院に同伴してみてくださいませ。

 

にいさと接骨院からのお願いです。

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この記事を書いたのは…

田中陽祐(たなかようすけ)

 

柔道整復師・スポーツトレーナー。にいさと接骨院×からだラボ 院長。

包帯やテーピングを巻くのが大好き。趣味はランニング、山登り。


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