あなたは今、辛いムチウチの症状を抱えている状態ですか?
首が痛くて動かせないと、日常生活がこんなにも不便になるのか…と思いますよね。
ムチウチは交通事故のほか、スポーツや日常での転倒・転落などによっても起こります。
多くの場合、数週間から数カ月で治りますが、その後に影響を残すこともあります。
今日は出来るだけはやく辛さを緩和し、後遺症なく治るための方法を解説していきます。
専門的な内容を、できるだけ専門用語を使わずに解説しますので、ぜひ読んでみてくださいね。
ムチウチとはどんな状態か
ムチウチがどんな状態かは、以前の記事で紹介しています。
詳しく知りたい方はそちらをご参照ください。
病態(びょうたい)といって、どんな原理で傷めているか知ることも治療では大切です。
原因や原理が分かるだけで、人間の苦痛というのは多少和らぐものだと、患者さんを診ていて思います。
症状を治すには、まず症状を知ることからですね!
「急性期」という考え方を持ちましょう
ムチウチといっても、傷めてから治るまでずーっと同じ種類の痛みではないのです。
最初のうちはじっとしている時でも痛く、ひどい時にはズキズキするような痛みもあるでしょう。
軽く動かすだけで痛く、体ごと後ろを振り返らなくてはいけない状態。
触ってみても、体感的にも、なんとなく首の周辺が熱を持っているような…。
これは、患部がつよく炎症を起こしているサインです。
この炎症が強い時期を「急性期」といいます。
とてもつらい時期ですが、患部を安静にすれは1~3週間くらいで良くなってきます。
炎症がおさまってくると、今度は首に張っている感じやこわばり感が出てきます。
この時期を「回復期」とか「拘縮期(こうしゅくき)」「慢性期」などといいます。
「回復期」はおよそ1~3ヵ月くらいです。
炎症が強い時はどうするか
まずは、炎症が起きている時のサインに気づいてあげましょう。
次のような症状がある時は炎症が強いので、対処が必要です。
- 安静時痛:じっとしている時でも痛い。
- 脈打つような痛み:拍動性(はくどうせい)といって脈に合わせてズキズキ痛むことがあります。
- 首の熱感:首が熱を持っていて、体感的にも熱っぽい感じがします。
- 強い動作痛:ズキンという強い痛みがあって、動かすことが困難。
そして、炎症が強く現れる急性期から早く脱却するには、次のような方法があります。
- 首を支えてあげる:頸椎カラーなどで頭の重さを支えると楽になる事が多いです。
- アイシングをする:患部を冷やして熱をとってあげると楽になり、気持ちがいいです。
- 抗炎症薬:病院で処方されたシップや飲み薬で炎症を抑える事は、先々の治りも早めてくれます。
- 期間を決めて休業する:よほど辛い時は、一時的にお休みを取れるとすごく楽になります。
効果の高いアイシングのやり方は、こちらの記事で紹介しています↓
急性期と回復期には境目がない
ムチウチの場合、2~3週くらいで急性期から回復期に移行していきます。
回復期には首がはったり、こわばったり、動きにくいような鈍い痛みが出たりします。
ただ、急性期と回復期はひとつながりで境目がありません。
「痛みの種類がだいぶ変わったけど、無理するとまだ炎症っぽい痛さが出る」
なんてこともあります。
そういう時には、一時的にでもアイシングや頸椎カラーに頼るようにしましょう。
だんだんとカラーを外している時間が長くなれば良いのだと思います。
ムチウチの回復期についての記事もありますので、もしよろしければご覧くださいませ。↓
まとめ
いかがでしたか?
何か一つでも役に立つ情報はありましたでしょうか?
私もムチウチの経験があります。
その時は、朝からだを起こすのも辛く、横や後ろは全く見えず、くしゃみのたびに痛みが走り、でした。
重いものも持てなかった覚えがあります。
大変不便な思いをするムチウチですが、適切な治療をすれば早く痛みを改善できます。
あなたの辛さが早く改善されることをお祈りしています。
もし役に立つようでしたら、こちらも合わせてお読みくださいませ。↓
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桐生市、みどり市、伊勢崎市の赤堀地区や前橋市の粕川地区からの患者様が多い接骨院です。
この記事を書いたのは…
田中陽祐(たなかようすけ)
柔道整復師・スポーツトレーナー。にいさと接骨院×からだラボ 院長。
包帯やテーピングを巻くのが大好き。趣味はランニング、山登り。
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