ムチウチがなかなか治らない時の対処法【分かりやすい3分解説】


交通事故によるムチウチ。

 

なかなか治らないなぁ…という方はいらっしゃいませんか?

 

治療法やセルフケアのやり方をまちがえてしまうと、ムチウチが治るまでに時間がかかるものです。

 

今回の記事では、事故からしばらく経っても治らないムチウチ症状の対処法をご案内していきます。

 

できるだけ専門用語を使わずに解説しますので、気軽に読んでみてくださいね。

ムチウチの症状改善には適切な治療とセルフケアが必要
ムチウチの症状改善には適切な治療とセルフケアが必要

ムチウチの急性期・回復期

ムチウチの症状には「急性期」と、「拘縮期」とか「回復期」と呼ばれる段階があるのです。

 

急性期はつよい炎症が起きていて、痛みが強い時期です。

 

それに対して、回復期はだんだん直っていく時期で、首・肩のこわばり感やハリ感、にぶい痛みが主症状になります。

 

急性期と回復期では、やるべき事が全く違うので注意が必要です。

 

ちなみに、ムチウチ急性期の治療と対処法は、こちらの記事にまとめてありますので、あわせてご覧ください。↓

ムチウチ回復期の首はどんな状態?

ムチウチは、頸椎(首の骨)の関節がねんざしている状態です。

 

足首などをねんざした事がある人は分かるかと思うのですが、ねんざが治りかけの時には関節が硬くなります。

 

この、負傷部位が時間を経てかたまることを「拘縮」といいます。

 

むちうちでも頸椎やまわりの靭帯・筋肉が拘縮するのです。

そうすると、事故直後のように痛くて動かせない状態とはまた違った辛さが生じます。

 

首が動かしにくい方向があったり、にぶい痛みやハリ感があるのは、拘縮のためなのです。

ムチウチの拘縮期には首が固まって辛さが出る
ムチウチの拘縮期には首が固まって辛さが出る

どうやって拘縮を改善するか?

それでは、どうやったら拘縮が改善するでしょうか?

 

治療として行うべきことには、次のようなことがあります。

  • 物理療法:低周波や超音波は、拘縮や鈍痛の改善に有効です。温める治療器具も効果があるでしょう。
  • 手技療法:筋肉が緊張状態にあるのを緩和したり、関節の動きを取り戻す治療です。
  • 運動療法:固まった関節や筋肉のうごきが正常になるように、エクササイズを行います。
ムチウチの回復期には手技療法も有効
ムチウチの回復期には手技療法も有効

また、セルフケアとして次のようなことをするのも良いでしょう。

  • 患部を温める:温浴が効果が高いでしょう。ちなみに温シップには温める効果はありませんので注意しましょう。
  • 自分での運動療法やストレッチ:医療機関で教わったものを、自宅でも行うと良いでしょう。
  • 軽めの体操や有酸素運動:全身運動で血行が良くなると、ムチウチの拘縮も改善しやすいです。

運動に関しては、痛くならないように医療機関に相談しながら行うと良いでしょう。

 

もともと運動習慣がない方が取り組むには、少し難しいかもしれませんね。

 

そう考えると、運動内容を管理してくれたり、モチベーションを与えてくれる医療機関を選ぶことも大事かもしれません。

整骨院・接骨院の利用も有効ですので、よろしければこちらの記事も見てみてください。↓

まとめ

いかがでしたか?

 

ムチウチの治療には、急性期の患部の安静と、回復期の適切な運動療法が大切です。

 

セルフケアとしても行えることがあるので、できるだけやってみて頂くと良いと思います。

 

ちなみに、にいさと接骨院×からだラボのYouTubeチャンネルでは、セルフケアのエクササイズをご案内しています。

 

お役に立てばと思うので、もしよかったらご覧くださいませ。

 

つらいムチウチの症状が早く良くなることをお祈りしております。

からだラボチャンネルの動画はこちら↓

交通事故のケガ・ムチウチなら桐生市新里町の「にいさと接骨院」へ。

自賠責保険・健康保険・労災保険対応です。

桐生市、みどり市、伊勢崎市の赤堀地区や前橋市の粕川地区からの患者様が多い接骨院です。

この記事を書いたのは…

田中陽祐(たなかようすけ)

 

柔道整復師・スポーツトレーナー。にいさと接骨院×からだラボ 院長。

包帯やテーピングを巻くのが大好き。趣味はランニング、山登り。



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