この記事では、交通事故の治療について、病院と整骨院・接骨院の違いについて解説しています。
整骨院・接骨院に通うことで、症状を早く良くしたいという方もいると思います。
でも、どんなメリットがあるかや、注意する点が分からないと通院しにくいですよね。
じっさい病院でできる事と整骨院・接骨院でできる事には違いがあります。
できるだけ分かりやすく、3分ほどで読める内容にしていきますので、是非参考にしてみてくださいね。
なお、「整骨院」と「接骨院」は同じものなので記事内では「整・接骨院」と表記します。
病院でできる事
基本的に、整骨院・接骨院でできる事は、病院ですべて行えます。
診察や痛み止め・シップの処方、低周波などの電気治療、手技療法という手での治療行為などです。
ただ、なかには理学療法士さんがいない病院もあるので、その場合は手技療法が受けられない場合もあります。
そういった時には、病院と並行して整骨院・接骨院に通院するメリットはあるでしょう。
整骨院・接骨院でできない事
交通事故治療に関して、整・接骨院でできない事もあります。
ひとつは、「診断書」の作成です。
いつ通院したかなどを証明する「施術証明書」は作成できるのですが、これは「診断書」とは違います。
公的な手続きには「診断書」が必要になる事があります。
たとえば、不幸にも後遺症が残ってしまった際の「後遺障害診断書」は医師でないと作成できません。
そのため、整・接骨院での治療を受ける際にも、病院に並行して受診を続けておいた方が良いでしょう。
また、もうひとつ整・接骨院にできない事があります。
それは薬剤の処方です。
痛み止めやシップは、痛みが強い時にはとても有効な治療です。
そのため、整骨院・接骨院に通院し始めても、病院には定期的に受診するのが良いでしょう。
現在痛みが強くてお困りの方には、治療とセルフケアに関する記事も用意しています。↓
接骨院が得意なこと
病院での治療に加えて整・接骨院にも通院するメリットがいくつかあります。
まず一つは、通院にかかる所要時間の短さです。
最近では予約来院が可能な整・接骨院が多く、昔のように待合室で長時間待つことは少なくなりました。
多くは20~30分程度の所要時間で治療が受けられるでしょう。
痛いのに通院する時間がないのは大変つらいので、短時間で利用できるのは患者さんにとってはメリットになります。
もう一つのメリットは、整・接骨院の手技療法や運動療法が比較的クオリティが高い事です。
開業してケガの治療でやっていける所は、それだけの知識・技術があると言っていいと思います。
事故直後の痛みが強い時期の治療ももちろん得意ですが、だんだん治っていく時期には整・接骨院は力になってくれるでしょう。
ちなみに回復期の治療については、こんな記事もありますので見てみてください。
病院と接骨院を併用できる
このように、整・接骨院は交通事故の治療に関して、得意なことと出来ない事があります。
そのため、病院での通院を中止して整・接骨院だけにするのは望ましくありません。
あまり知らていないかもしれせんが、病院での治療と並行して整・接骨院にも通院することは可能です。
接骨院ご利用の際には、病院にも継続通院をすることをお勧めします。
しなみに、同じ日に病院と整・接骨院の両方は受信できないので覚えておいてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
交通事故のケガやムチウチは、思っていたより症状が長引く事も多いです。
治療において早く治るに越したことはないので、病院と整・接骨院を上手に使うことは決して悪い事ではありません。
メリットや注意点を理解して、ご自身にとって一番よい選択をして頂ければ幸いです。
あなたの症状が早く良くなることをお祈りしております。